ぺらいち君のイマイチ人生

~東京ドームから徒歩5分~

ぺらいち君のイマイチ人生~東京ドームから徒歩5分~

布教活動

 

クシュンッ!クシュンッ!
バイトの大学生マルオが
くしゃみを連発している。

「風邪?」
「そうなんですよ。なんか昨日から
 ノドの調子がおかしいんですわ~」
「じゃぁ、まずイソジンだね」

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俺は、バッグからイソジンを出して
マルオに渡した。

「えー!? ぺらいちさん、
 イソジン常備しとるんですか?」

マルオは、驚きと共に俺を見る。
俺は、数年前まで役者をやっていた
のだが、体質的に扁桃腺が弱く、
風邪を引くとまずノドが痛くなる。
役者にとっては致命傷。

その頃から、ノドのケアには
気を付けるようにしており、
ノドに違和感を覚えたらすぐに
イソジンでうがいをしていた。

実際、その習慣を始めてから、
のどが痛くなる頻度が格段に減った。

それ以来、
俺はもう『イソジン信者』となった。


「あのね、変な薬飲むよりも、
 絶対イソジンよ!」

しかし、イソジンはあくまで異変を
感じてからの予防。
本当に重要なのは、普段から
龍角散のど飴』を舐めることだ。

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知ってる人は少ないかもしれない
けど、もともと『龍角散』は白い
粉末状のもの。
苦くて結構飲みづらい。
俺は何度もむせて、白い粉を
部屋にぶちまけた・・・。

だから、『龍角散のど飴』なるもの
を初めて発見したときの喜びと
言ったらなかった。

甘い!美味しい!手軽!
持ち運び便利!
食べやすい!ノドに良さげ!

龍角散のど飴』の良いところを
あげたらキリがない。

それ以来、
俺は『龍角散のど飴信者』となった。

「日頃から『龍角散のど飴』を舐め、
ヤバイなと感じたら『イソジン』で
うがい。このダブルブロック効果で、
俺は二年間風邪知らずだね」

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そう言って、マルオに龍角散のど飴を渡す。

「えー?それもくれるんですか?
 あざっす! じゃけど、なんでも
 持っとるんですね、ぺらいちさん」

その噂は瞬く間に広がり、バイトの
中でも『龍角散のど飴信者』が続出。
ノドが痛そうな人を見つける度、
俺はすぐさま龍角散のど飴を差し出す。

「ぺらいちさーん!すみません!
 龍角散のど飴くれませんか?」
「あいよ」

「ぺらいちくーん!アレちょうだい!」
「あいよ」

「ゴホッ。ゴホッ。」
「あいよ」

なんだか最近、龍角散のど飴の減りが
やたらと早くなった気がするが、
まぁいいか。


二日後。

「ゴホッ・・・」
ん?なんだかノドが・・・。

いやいや、
俺はイソジン龍角散のど飴で
予防してるから大丈夫!

「ゴ、ゴホッ、ゴホッ」
いやいや、そんなハズは・・・・・・。 

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