ぺらいち君のイマイチ人生

~東京ドームから徒歩5分~

ぺらいち君のイマイチ人生~東京ドームから徒歩5分~

禁煙チャレンジ

バイトでは、まだ結構な数の
スモーカーがいる。
この10月からタバコの値段が
上がったのも手伝って、
周りでも禁煙しようか、
なんて声もチラホラ聞くようになった。

俺もそろそろ・・・と思うが
そう簡単にはいかない。
誰しもが、一回は禁煙に
チャレンジするが、
誰かが禁煙しようとする素振りを
ちょっとでも嗅ぎつけると、
周りの喫煙者がそれを必死で
阻止しようとするのだ。
バイトの休憩場所で
タバコを我慢していると、
店長が聞いてくる。

「あれ?オノくん吸わないの?」
「俺、やめますわ」
「ええ~?ほんとに~?」

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店長は、隣でかまわず、
タバコをスパスパ吸い、
煙をこちらに吹きかけてくる。

「一本吸う?」
「え?いや・・・いいです」

さらに、タバコのお使いを頼んでくる。

「オノくん、ちょっと
 マルメン買ってきて」

そんなことをしたら吸いたくなる・・・
もちろん店長は
それを分かってやっている。
買ってきたタバコを開けると、

「いいよ、一本吸っても」

ここでジ・エンド。
俺の禁煙は2日ともたなかった。


そしてある時は、店長が
禁煙を始める空気を出し始める。

「体のためにやっぱり
 タバコ止めた方がいいかなぁ」

すると、俺は、どこかから
借りてきた曖昧な知識を引っ張り出す。

「体に悪いって言っても、
 東京の空気はそれ以上に汚いスから、
 タバコ止めても意味ないスよ」
「そうかなぁ」
「それに、やっぱり
 どっかでストレスを逃がさないと
 いけないんじゃないスかね」
「だよなぁ・・・
 おれ家庭的ストレスあるしなぁ。」
「溜めるのは良くないスよ」
「そうだね」

こうして喫煙者の
足の引っ張り合いは続いていく。

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