ぺらいち君のイマイチ人生

~東京ドームから徒歩5分~

ぺらいち君のイマイチ人生~東京ドームから徒歩5分~

バリバリ働くけぇ!

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「ワシ、別れました!」

どうやらマルオは、2か月、付き合っていた彼女と
数日前に別れたらしい。
しかし、マルオからは全くと言っていいほど、
悲壮感というものは感じられない。

「よーし!!今日も稼がんにゃ~~!」

それどころかいつもより元気に働いている・・・。

「え?!じゃぁ結局童貞のままやんな?」

「それは、はい」

「うわ~最悪やん!!
 もうすぐ妖精になるんちゃう?ハハハ」

演劇フリーターのヒロセが面白がって
からかっても、全然おかまいなしだ。

「いや、実はもう次見つけたんよ~」

そういうことか。それにしても
切り替えが早いと言うか・・・。

「え?誰?誰なん?」

「地元の子なんじゃけど。
 高校の時、付き合っとって。

 そん時は、なんか浮気したと
 勘違いされてしもうて、

 フラたんですよ。
 でもずっと好きだったんよ~」

「へ~彼氏おらへんの?」

「それが!!
 別れたっぽいんですわ!

 facebookチェックしとったんで!
 今まで写っとった男の写真が
 全部消されとったんです!

 昨日も電話かかってきて・・・」

「え?どんな話したん?」

「それが!
 東京においでって言ったんですよ!

 そしたらお金ないって。
 んで新幹線代出すって言ったら、
 すげー喜んどったんですよ!」

「まぁ、そりゃぁ、喜ぶやろうな・・・」

「あ~はよ、アイちゃんから
 連絡来んかのぉ。

 LINE待つだけでワクワクするわぁ~!
 毎日がこんなに楽しいなんて
 夢のようじゃ~!!!」

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 う~ん・・・正直なんか微妙な気がするけど・・・

その日からは、マルオの話は、
アイちゃん一色。

「昨日の夜も電話したんよ~」

「へぇ~」

「アイちゃん、なんか靴が欲しいって。
 じゃけぇ、やっぱり
 アイちゃんのために稼がんと!」

「ふ~ん、誕生日か何かなん?」

「いや、全然!」

「え?ただ靴が欲しいって?」

「はい!!途中、なんか友達が
 起きたからって3分で切られたんじゃけど」

「あ~・・・」

うーん、やっぱりそれ・・・
っていうか100%
良いように利用されてるよね・・・

「あ!というわけじゃけ、
 ワシ今月、バリバリ働きますけぇ!」

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でも、やはり恋の力はすごい・・・。

俺もバリバリ働こうか・・・。