ぺらいち君のイマイチ人生

~東京ドームから徒歩5分~

ぺらいち君のイマイチ人生~東京ドームから徒歩5分~

サンシャイン デート

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この前、服を選んでくれた
お礼と称して、
アンナを食事に誘ったところ・・・

「え?いいんですか~?
 ありがとうございます~!!」

ヤッタ!!!
でも、普通の居酒屋でいいのかな?
でも汚い居酒屋とかじゃぁ、
雰囲気出ないし・・・
おれ、アンナよりかなり年上だし・・・
カッコイイとこ見せたいし・・・
なにより・・・アンナを喜ばせたいし。

色々と試行錯誤の末、
気づいたら、池袋のサンシャインの
夜景が見えるフレンチレストランの
コースを予約してしまっていた。

正直もうちょっと気軽なとこに
すれば良かったかな。
カップルならまだしも・・・
まだ付き合ってもいないのに
いきなりレストランは
重過ぎるような・・・

でも!逆にサプライズで
喜んでくれる!・・・はず。

うん!!ここは大人の魅力を。

作戦はこうだ。
まだなにも予約とかしてないフリして、
どこ行きたい~?とか聞きながら
歩いていくうちに、実は、
オシャレなレストラン予約してて
わぁ~~ステキ!!!・・・みたいな。
うん。イケる。

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そして、当日、
夜7時、池袋の駅で待ち合わせ。
俺は、緊張して30分前に着いたけど、
アンナは、10分遅れくらいで到着。

「すみませんっ。
 友達の買い物が長引いちゃって」

「あ、そうなんだ~。大丈夫大丈夫」

「あ、この前のコート着てる~!
 似合ってますよ」

「そうそう、どうだった?学校の課題は?」

「あ、おかげさまで課題提出できました~」

「それはよかった~」

そんなことを話しながら、
俺は、予定通り、
予約したレストランのある
サンシャインの方向に歩いていく。

「どこ食べに行きます?」

「ん~?どこ行きたい?」

「どこでもいいですよ~」

「そっかぁ~」

「あ、アタシ安い居酒屋知ってますよ!」

「あ~居酒屋かぁ~。
 でも、せっかくだし
 美味い飯食いたくね?」

「え~ぺらいちさん、
 お金無いんじゃないですか~?

 無理しなくていいですよ~。
 アタシ、なんか高そうなとことか苦手だし。
 よくいるじゃないですか~
 彼氏でもないのに

 無駄にムードあって高いとこ
 連れて行こうとする人。
苦手だわ~~ハハハ」

え・・・

「ははは・・・そう・・・なんだぁ~」

「あ、丁度あそこの通りに、
 友達がバイトしてる居酒屋ありますよ~
 そこにします?」

アンナはそちらの方に歩いていく。
やばい。このままでは店に入ってしまう。

「実は・・・もう予約してるんだよね・・・」

「え??そうなんですか?」

「うん」

そして、サンシャイン60に到着。

「ここ・・・ですか?」

アンナは絶句している。

ヤバイ・・・・・・
そうだ、食事券が当たったことにしよう。
それならアンナも気軽に食べれるはず。

「いや、実は・・・
 食事券が当たったんだよね~ちょうど・・・」

う~ん、苦しい言い訳だ・・・

「いや、絶対ウソでしょ・・・」

「・・・うん、ごめん」

「いや、なんで謝るんですか、
 あ、アタシがあんなこと
 言ったからか・・・ハハ」

「・・・」

「・・・」

気まずい沈黙だ・・・。

店内もムードたっぷり・・・。

「なんかカップルばっかですね・・・」

「そうだね・・・」

それはそれはもう
キレイな夜景が見える見える。
池袋の夜景がこんなにキレイだったなんて・・・

料理の内容も、一応安いコース
選んだつもりなのに、
さすがフレンチ。
キャビアが出てくるわ、
トリュフが出てくるわ・・・。

でもぜんっぜん、味わえない・・・

やばい・・・終わったわ・・・
何を話しても、
全然盛り上げられない・・・

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すると、俺の様子を察したのか、
アンナが口を開く。

「いや、あんなこと言ったけど!
 無理させたら悪いなと思って・・・
 実際、嬉しいです!ほら!夜景綺麗だし!」

うわ~・・完全に気を使わせてる・・・。

「でもムードあるの、嫌いなんだよね・・・」

「アハハ!!そうですよ~!次は
 普通の居酒屋にしてくださいよ!!」


・・・ん?次?
ということは、
次もまだチャンスがあるってこと??!!

ヤッター!!!

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