ぺらいち君のイマイチ人生

~東京ドームから徒歩5分~

ぺらいち君のイマイチ人生~東京ドームから徒歩5分~

俺も会いたい

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この前、銀行の預金残高が足りずに、
家賃引き落としができなかった。
それ以来、家賃は
毎月手渡しにしてもらうことになった。
今月は、先月と合わせて2か月分。

なんとか年が越す前に
お支払いしなければ・・・

「すみません。家賃、遅くなりました」

俺が封筒を手渡すと、
大家さんは中身を取り出し、
お札を数え始める。

「1、2・・・オノ君、有馬記念やった?」

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そんな・・・お札を数えながら競馬の話って。
っていうか大家さんも競馬好きなんだ・・・

「いや~まぁ、ちょっとだけ」

「おっ、獲った???」

「いや、オジュウチョウサン
 応援してたんですけど
 ダメでした・・・」

「だめだよ~有馬は池添(騎手)だよ~?」

「え?!じゃぁ大家さん獲ったんですか?!」

「もちろん」

すごい、大家さん、当てたんだ・・・

「でも競馬は、ほどほどに
 しといた方がいいよ~
 オノ君、センス無さそうだから、アハハ」

「・・・ハハ、そうですね」

数え終わったお札を封筒にしまった大家さん。

「・・・はい。確かに。
 そういえば・・・この前、
 私の知り合いが、後楽園に行ってね。
 喫煙所でなんだか
 『今日はこれが来るんだ』って
 ブツブツ言ってる
 ヨボヨボの爺さんに会ったらしいんだよ」

「はぁ」

「それで、買った馬券を
 見せてくれたらしいの」

「へ~」

「それが3連単の一通りに1000円賭けてて」

3連単一通り?!!それは無理でしょう?」

3連単とは、1着~3着までの着順を
順番通りに当てる、
当たった時の配当は高いゆえに、
一番当てるのが難しい馬券。

「そいつもそう思ったんだけど、
 せっかくだからって、
 オッズも何も見ずに、その爺さんと
 同じ馬券を買ったらしいのよ」

「え?まさか・・・」

「そう、それがまさかの大当たり。
 5万馬券

「5万馬券?!!
 え・・・。
 そしたら1000円が50万?!!」

そんな、仙人みたいな爺ちゃんがいるなんて。

俺もそんな爺ちゃんに会ってみてぇ~・・・

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