ぺらいち君のイマイチ人生

~東京ドームから徒歩5分~

ぺらいち君のイマイチ人生~東京ドームから徒歩5分~

大家さんからの鬼電

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バイトの休憩中、
スマホを見てみると、
大家さんから着信が3件もあったので、
急いでかけ直す。

「はい。もしもし。どうしました?」
「・・・ザ・・・ザーーーー・・・」

応答がない・・・

「もしもし?もしもーし!」

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しばらくすると、大家さんの声が。

「・・・ザーーー・・・あれ?・・・ん?」

「あ、もしもし?大家さん?」

「あー、オノくん?」

「はい。そうです。
 なにかありました?」

「・・・ん?いや?」

「いや、電話さっき
 もらったんですけど・・・」

「あれーー?電話かけてた?
 ごめんごめん。
 スマホ?に変えたんだけど、
 中々これの操作に慣れなくてねぇ~」

「あぁ、そうなんですか」

「オノ君、今日、夜空いてる?」

「あ、まぁバイトの後なら・・・」

「ちょっと悪いんだけど、
 スマホの使い方を教えてくれない?」

バイトを終え、
大家さんの家に着くと、
ちゃんちゃんこを着てコタツに入り、
スマホと睨めっこしている大家さんが。
そばではゲンが寝ている。

「おー、ごめんごめん、
 寒かったでしょ。」

「いえいえ。
 スマホに変えたんですね~!」

「うん。前のケータイが
 壊れたから、ついでにね。
 そしたら、もうよく分かんなくて・・・」

「どれどれ・・・え?!」

大家さんのスマホを見ると
着信が8件も入っている。
大家さん・・・
まさか俺にかけたみたいに、
色んな所に電話したんじゃ・・・

「オノくん、メールは、どこで送るの?」

「あ、それは・・・コレ・・・ですね~」

「ふんふんふん・・・

すると大家さんのスマホに着信が。

トゥルルルル

「また電話だ!」

大家さんは面倒くさそうな顔をして
スマホをポイっと放り投げ、
全然電話に出ようとしない。

「もう、今日は電話ばっかりだよ。
 操作しようとすると、
 かかってくるんだよ」

トゥルルルルルル

「ほら!まただ!!!
 いいかげんにして欲しいよ!」

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いいかげんにして欲しいのは、
こちらの方・・・
これからまだ、鬼のように
電話がくる気がする・・・。