ぺらいち君のイマイチ人生

~東京ドームから徒歩5分~

ぺらいち君のイマイチ人生~東京ドームから徒歩5分~

無くなる寂しさ

f:id:peraichikun:20190105020429j:plain f:id:peraichikun:20190105020439j:plain


 

ガガガ!!!!

昼前、外の工事の爆音で
起こされる。
くそ・・・せっかくの休みなのに。
ゆっくり寝させてくれよ・・・

f:id:peraichikun:20190213073747j:plain


まぁ、昼近くまで寝てる
俺もどうかと思うけど・・・

ガガガガガガガ!!!!!

ダメだ・・・
嫌でも目が覚めてしまった。

パキッ・・・、パキパキッ・・・

これは、木が裂けていく音・・・
驚いて窓を開けると、
すぐ隣の建物が
解体されているところだった。

隣の建物は、一階が
小さな個人経営の居酒屋で、
二階が住居みたいだったけど、
上手くいかなかったんだな・・・

そういえば、
居酒屋の店主らしき
オヤジは、気難しい人で、
俺んちの目覚まし時計の音が
うるさいとか、何かにつけて
文句言ってきて、正直ウザかった。

この解体の音の方が
うるさいっちゅーの!!!

夕方、外に出てみると、
隣の建物は、半分無くなり、
1階の店と2階の家の内部が
モロ見えになっている。

もうこれで、オヤジに
うるさく言われることもない。

でも、なんか解体途中の建物って、
なんかオドロオドロしい。
ちょっと前まで、ここに
人が住んでたんだもんな・・・

居候していたハマーンが
突然居なくなったときみたいに、
うっとおしく思ってたものでも、
いざ無くなるとなんだか
ちょっと寂しいような気持になる・・・

次はどんな建物が建つんだろうか。

俺がしみじみ眺めていると、
大家さんが家から出てくる。

f:id:peraichikun:20190213073807j:plain


「あ~、すっかり解体されたねぇ」

「なんかちょっと寂しいですねぇ・・・
 居酒屋うまくいって
 なかったんですね・・・」

「いや、古くなったから
 壊したみたいだよ。
 また、新しく立て直すみたい」

「え・・・リニューアルオープンですか」

「うん」

オヤジは健在なのね・・・。